こんにちは、ダイスケです。
今回は進学に特化した授業ではなく、英会話に特化したクラスを担当していた時に使用していた教材を紹介したいと思います。
その教材は
「おとなの基礎英語」です!!
この「大人の基礎英語」はご存知の方もいるかもしれないですね。
NHKで2012年から2018年まで放送されていた英会話の番組のDVDバージョンです。
私は当時、大学生だったのですが、よく録画して観ていたことを思い出します。
この大人の基礎英語をどうやって授業で使っていたかを書いていきます。
「大人の基礎英語」は授業冒頭のウォームアップで使用した方がいい
私は、「大人の基礎英語」は英会話の授業で使っていました。
使い方は簡単です。
- 「大人の基礎英語」のDVDのWeek 1 のEpisode1~2を観る
- 生徒には事前に一つの話を観たら質問をするように伝えておく。(例)I will ask you a few questions after watching each episode.
- スクリプトを見る。※著作権への問題もあるのでプロジェクターでスクリプトを確認。
- スクリプトを見ながらもう一度同じepisodeを観る
- スクリプトを見ながら先生の後に続いて発音練習。
- 次のエピソードを観る(episodeは2つ分で十分)
このような流れで、教科書以外の活動を行ってきました。
この DVDのメリットについて書いていきます。
- ミニドラマ仕立てになっているので、観ていて楽しい
- 主人公が日本人女性なので、聞き取りやすい英語で学べる
- 主人公以外は様々な国の外国人なので、方言や訛りのある英語も学べる
- 舞台が、様々な国に移るので、世界旅行した気持ちになれる
- 「こんな時、英語で何て言うのだろう?」と言う時に、主人公が、なんとかコミュニケーションを取って伝える場面があるので、勉強になる
ミニドラマ仕立てになっているので、観ていて楽しい
このDVDは、ミニドラマ仕立てになっているので、生徒はすごく興味を持ってみるのが良い点だと思っています。
下記のYou Tube動画では、NHKで放送された内容が収録されています。
主人公が日本人女性なので、聞き取りやすい英語で学べる
また、主人公が、肘井美佳さんという、日本人の女性が話す英語なので、すごく聞き取りやすいという点も素晴らしい点であると思います。
通常、英語を学ぶ時は、外国人が発音したものが良いとされていますが、私は、まず「日本人の英語上級者が話す英語を理解すること」が大切だと思っています。
英語を学ぶとなると、外国人の発音を「身につけなければ!」と思う人がいるかもしれませんが、そんなことないです。
主人公の肘井美佳さんは、英検一級ホルダーですが、発音は日本人訛りの発音です。
それでも、外国人相手にコミュニケーションをとることができています。
だから、発音は一旦置いておいて構わないと思います。
話された英語を「理解する」ことが大事です!!
主人公以外は様々な国の外国人なので、方言や訛りのある英語も学べる
主人公の肘井美佳さん以外の、登場人物は、外国人しか出てきていません。
なので、もちろん外国人の発音や訛りも学ぶことができます。
「地域によって話される英語がこんなにも違うのか」と最初は驚きました。
私の場合は、ニュージーランドやオーストラリア訛りの英語が聞き取りづらかったです。
この地域は、私たちが学校で学んだ、アメリカ英語やイギリス英語とは、少し違うなと思いましたが、何度か聞いているうちに慣れることができました。
やはり人間は環境によって変わるなぁと思いました。
舞台が、様々な国に移るので、世界旅行した気持ちになれる
この番組では、肘井美佳さんが、世界の様々な国に仕事やワーキングホリデーで行ったりします。
肘井美佳さんが主人公なのは、シーズン1〜3までで、訪れる国の順番は、
シンガポール→香港→タイ→ニュージーランド→マレーシア→ベトナム→台湾→ハワイ→香港&マカオ
と言う順番になっています。
私自身、海外旅行をした経験がなく、コロナ渦でさらにいけなくなってしまいましたので、このDVDを観ただけでも、外国に行った気分になります。
高校生に、このDVDを観せていた時、彼らはすごいキラキラした目で、鑑賞していました。
地方の高校生では、外国に行くと言う経験はなかなかできないですから、外国を知ると言う点でもかなり教育的効果が高い教材だと思っています。
「こんな時、英語で何て言うのだろう?」と言う時に、主人公が、なんとかコミュニケーションを取って伝える場面があるので、勉強になる
主人公の肘井美佳さんは、英検一級ホルダーで、なおかつ演技力も抜群にいいです。
こんなことできる日本人は彼女ぐらいしか私は知りません。
その肘井美佳さんでも、何て伝えたら良いか困るシーンが出てきます。
例えば、香港で、滞在したコンドミニアムで、蛇口が壊れてしまったシーンがあります。
そこで彼女は、handy man(修理工)に電話をかけます。
彼女は、「蛇口」を英語でなんと言ったら良いかわからなかったため、咄嗟に
Water mouth is broken!!
と言いました。
handy man(修理工)は、
Water mouth? Oh, you mean faucet.
と言うシーンなんかは、すごく勉強になりました。
コミュニケーションをとるってこう言うことですよね。
こんな感じで、「こんな場面では、英語で何て言ったら良いのだろう?」と言うのを、DVDを観てるだけで勉強になるので、おすすめなのです。
最後に
ここまで、大人の基礎英語の授業の使い方とメリットについて紹介してきました。
一つ大事なことを言い忘れていました。
個人的に
「大人の基礎英語」はシーズン3までの購入でいいと思っています。
肘井美佳さんが主人公のシリーズはシーズン3までです。
シーズン4以降もあるのですが、主人公が、そんなに英語ができない主人公に変わってしまい、ストーリーも全然面白く無くなってしまったので、私は購入したのですが、売却してしまいました。
シーズン4にもそれなりに期待はしていたのに、かなりがっかりでした。
シーズン4以降はそれでも買いたいと言う人だけでいいと思います。
以上で、大人の基礎英語を英会話の授業のウォームアップに取り入れることを勧めてきたのですが、大切なのは、生徒の英語を学ぶモチベーションをいかに上げれるか、教師として大切だと思っていました。
大人の基礎英語は、そういった意味ですごく良い教材だったので、授業で試してみてください!!
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